Diary of ex.boyfriend
以前付き合っていた男性と別れて今月でもう1年になることに気がついた。
元々通っていたゲイバーが同じだったり交友関係も多少被っているのでまったく顔を合わさないわけではないし、ケンカ別れというわけでもないから険悪な仲ではないのだけど、普段連絡を取り合うこともない。
Twitterも発言少ないのでそれほど浮上してくることもなく普段見ているリストにも追加していないのでそれほど彼のことを気にかけもしなくなっていたのだけど、今年の2月頃に珍しく時間(と心)に余裕があってTLを追っているときにふと彼のツイートが目に留まった。
「ブログを始めました」
以前からゲイあるあるネタの漫画アカウントを立ち上げたり、mixi時代には自作の「ロシア語風にうたってみた」曲をアップする(?)などしていた人なのでそれほど驚きもしなかったので、何の気無しに彼のブログを覗き見てみた。
そこには職場のノンケ大学生に対する赤裸々な恋情が綴られていた。
どうやら本気で恋しているようで、17,8歳は離れている彼を頻繁に飲み会に誘ったり家に招いて焼肉パーティを催したり、仕事とは関係ないプライベートな内容のLINEを送ったり、その返事に一喜一憂し「この恋はかなわないのかなぁ」「そばにいられるだけで幸せ」「シフトの関係で2週間会えないのが辛い」などといったその瞬間瞬間の感情が書き綴られていた。
一見すると微笑ましくほろ苦いノンケへの恋だし周囲の友人も彼を純粋に応援するようなコメントをしているのだが、私はなんとも形容し難い複雑な気持ちに苛まれた。
いやまあ私もさ職場のガチデブ童貞臭プンプン丸がかわいいだとか元陸自ガサツノンケがかわいいだとかさ?頻繁に赤やピンク系のシャツを着用し坊主で髭で声が高くて得意料理がアクアパッツァのガチムチがかわいいだとか発言しているしまあ私が振った側なのであまり強く言えたものではないのだけどさ!!でもさ「彼に出逢うまでは恋愛に生きようなんて考えたこともなかった」なんて書かれてしまうとさほんのひと時でも彼を好きだと思っていた自分が恥ずかしくてたまらなくなってしまったというか一方通行だったのかなって思ったら寧ろ笑えてきてしまってさ!あてつけなのかな!?薄っぺらな言葉は嫌いだと言い続けてもそれでも尚投げかけてきた「好き」は結局薄っぺらな言葉だったのかってさ!!私はさ!!思ってしまってさ!!!もう!!!私は!!!もうどうでもいいからお腹いっぱいカツカレーが食べたいし明日は晴れれば高尾山に登りに行って大地のパワーをもらってきます!日々の出会いと産んでくれた母ちゃんにマジ感謝!